タンゴのスペイン語辞典 Diccionario Tanguero
gacho (ガチョ)
男性の帽子で、やわらかめの素材でできている。ひさしを前に折り曲げて、垂らした感じにするのが、オシャレなスタイルというわけ。
19世紀末〜20世紀はじめまでは場末の荒くれものしかかぶっていなかったのが、1920年代から一般人(?)も大いに愛好するようになったらしい。
元来のスペイン語では、身をかがめた姿や、(祈りのため)頭を垂れる姿を指すことばだった。
ガウチョのことばでは「角が地面に向かって下向きに曲がっている牛」を指した。それが、縁を前に曲げた帽子に転用され、そんな帽子をかぶったガウチョを、場末の突っ張った若者がまねしたのだろう。
¡Gacho gris!... compadrito y diquero, | 灰色のガチョ!……おまえはコンパドリートで、気取り屋、 |
――タンゴ «Gacho gris»(灰色のガチョ) 1930年 作詞:Juan C. Barthe
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gallego (ガジェーゴ)
本来は、スペインの「ガリーシア Galicia 地方の人」。女性は gallega (ガジェーガ) と呼ぶ。アルゼンチンとウルグアイでは、ガリーシア地方だけでなく、スペインのどこから来た移民でも ガジェーゴと呼ぶ。実際にガリーシア出身のスペイン人は多かったようだが……。
参考 ⇒ criollo, ruso, tano, turco.
gamba (ガンバ)
(1)脚(あし)。イタリア語そのまま。
(2)百ペソ札、百ペソ(ドル、フラン、円 etc)。フランスの昔の隠語で、百フラン札を jambe (脚) と呼んだことに由来。参考 ⇒ luca。
(3)ふつうのスペイン語では、小型のエビをこう呼ぶ。
---¡Mirá, qué gamba(s) tiene esa chica! | 「見ろよ、あの女の子の きれいな脚!」 |
---¿Cuánto te costó eso? | 「それ、いくらで買ったの?」 |
gambeta (ガンベータ)
元来はガウチョのことばで、人間でも動物でも、足を左右に小刻みにすばやく動かして、攻撃や衝突を避けること。ニャンドゥー(ñandú アメリカ大陸のダチョウ。いま絶滅危惧種)が、この名手だったそうだ。
サッカーの専門用語では、相手チームの妨害をかわしながらボールを足で運んでいく「ドリブル」のこと。
gambetear (ガンベテアール)
すばやく足を動かして身をかわす。上記のことばからつくった動詞。
Se dio el juego de remanye cuando vos, pobre percanta, |
相手を見きわめてモノにするゲームがうまくいった、おまえが――あわれなおんな!―― |
――タンゴ «Mano a mano»(マノ・ア・マノ=五分五分)1923年初録音 作詞:Celedonio Esteban Flores
*カルロス・ガルデール Carlos Gardel 歌。ここをクリック
ganador (ガナドール)
競馬用語で「単勝(馬券)」。その馬が1位になると配当金がもらえる。ふつうのスペイン語では、「勝つもの」という意味。
参考 ⇒ placé, marcador, performance.
garçonnière (ガルソニエール または ガルソニエー)
独身の若者が、実家を離れてひとりで借りている、1室だけのアパート。必ずしも女性を連れてくるためではなく、自由にくらしたいから借りている。フランス語をそのまま使っているので、こぎれいな部屋という感じはありますが、ブエノスアイレスやモンテビデオではどうだったんでしょうね? (なお、上記が正しいフランス語つづりだが、適当に変えた印刷物も多く見かける)
参照⇒ bulín/convoy。
garrote (ガローテ)
一般的な(?)スペイン語だが、ガウチョのことばにも採用された。重く太い杖。都市では、ステッキに使うのだが、けんかや強盗の強力な武器ともなった。
犯罪・警察関係で、このことばは他の道具を指すこともあるが、ここでは省略。
バンドネオン奏者 ビセンテ・グレーコ Vicente Greco (1888 - 1924) には《ガローテ》という通称(時に芸名)が付いていたが、これは長兄から受け継いだもの。その兄は、あるときカード・ゲームで父親にインチキをした男に平手打ちを食わせ、失神させた。その強打の記念(?)に《ガローテ》というあだ名が付き、ビセンテは「ガローテの弟」だったのが、いつのまにか単に「ガローテ」と呼ばれるようになったとのこと。
兄フェルナンドは肉屋で働いている、巨体で筋肉モリモリの男でした。ビセンテは、どちらかというと正反対の、ひ弱い体格でした。両親はイタリア移民です。子どもは8人いて、4人が音楽家です。
garufa (ガルーファ)
飲んで大騒ぎして遊ぶこと。バンドネオン奏者 エドゥワールド・アローラス Eduardo Arolas (1892 - 1924) 作曲のタンゴ『Una noche de garufa (ウナ・ノーチェ・デ・ガルーファ)』(1911年)は、「酒宴の一夜」と訳されているが、必ずしも宴会・パーティでなくてよい。彼は、この曲の大好評のいきおいで、同名のカフェも開店した(短期間だったが)。
下のタンゴでは「ガルーファ」は派手に遊びまわる男のあだ名になっています。
¡Garufa! . . . | ガルーファ!…… |
――タンゴ «Garufa»(ガルーファ)1928年 作詞:Roberto Fontaina - Víctor Soliño
*アルベルト・ビーラ Alberto Vila 歌。ここをクリック
Gath & Chávez (ガーティチャーベス)
ブエノスアイレスの tienda (ティエーンダ=百貨店、デパート) の名前。19世紀の後半に、創業者ふたりの姓を並べて店名として、フロリーダ Florida 通りに開店した。バロック様式(だそうだ)の8階建ての立派な建物は、経営者が変わっても存続し、文化遺産並みである。1910年には、隣りのチリ共和国の首都サンティアーゴ Santiago de Chile にも支店を出し、そこでは最高・唯一の百貨店として、店名が通りの名前になるほどだった。
ヨーロッパの家具・調度品、ファッションなど、高級な輸入品が評判になった店なので、タンゴの世界とはかけ離れた存在。しかし、1910年以前に、店名をレーベル名にしたレコードを発売したことで、タンゴと関係ができた。ブエノスアイレスではレコード生産が発達していなかったので、フランスのパリで録音・プレスしたようだ。パリの吹奏楽団によるタンゴの演奏もあったが、重要なのは、サーカス芸人・ヴァラエティ小劇場の漫談家・テノール歌手の人気者 アルフレード・ゴッビ Alfredo Gobbi (1877 - 1938) による、楽しいタンゴの歌のレコード。
*余談ですが、“&” は英語ではありません。ラテン語の “et” (そして、および) の飾り文字で、
各国でその意味の国語(スペイン語なら “y” です)にして読みます。
gaucha (ガウチャ)
⇒ gaucho
Gaucha Manuela (ガウチャ・マヌエーラ)
1900年代に有名だったタンゴの女性ダンサーのひとり。ダンス会場《エル・ベロードロモ El Velódromo 》の常連だった。褐色の肌の、すばらしい美人で、ガウチョのことばづかいで話した。ナイフを携帯し、もめごとがあると、それで解決した。
このダンス場に1907年から出演したピアニスト、ロベルト・フィルポ Robero Firpo (1884 - 1969) が『ラ・ガウチャ・マヌエーラ』 というタンゴを献呈している。彼女の愛人は、アルゼンチンの貴族的な特権階級(ほとんど大地主・牧畜業者の家柄)の一員で、彼女のために4〜5百万ペソを使ったという。フィルポは、この曲を献呈したご祝儀に100ペソもらった。彼の出演料は1日1ペソ・プラス・チップだった。
参照 ⇒ cumparsita
gauchada (ガウチャーダ)
下記の「ガウチョ」の集まりや、ガウチョらしいやりかた。今日いちばん多く使われるのは、「報酬・代償を求めない、他人への奉仕・献身」といった意味のとき。崇高な自己犠牲の行為にも、軽い頼まれごとをやってあげる場合にも使う。
---¿Me llevás esta carta a ella? Hacéme una gauchada . | 「この手紙を彼女にとどけてくれる? ぼくのために、ひと肌ぬいでよ」 |
gaucho (ガウチョ)
野の人。都市で、機械の歯車のひとつになって生きているのとは正反対の人間。元来はさげすんだ呼び名で、現在のブラジル=ウルグアイの国境あたりの地方で、一般社会から脱落して草原をさすらう無頼の徒を指していた。語源は、グワラニー語 ka'úcho (カウーショ) で「酔っぱらい野郎」という意味(異説もあるが)。現在のブラジル・ポルトガル語では “gaúcho” (ガウーショ) と呼んでいる。たぶん18世紀に発生し、落ちこぼれたスペイン植民者と先住民の混血というイメージがある。粗末な服で、手製の靴(子馬の脚の皮をそのまま使う)をはき、持ち物はナイフ1本と、盗んできた馬1頭……。
時代が下がると、無頼漢ではなく、独立心をもった自由人のイメージが強くなり、土地に根ざした国民性の理想像のようになった。機械文明に立ち向かい、体制・権威にしばられず、富や名声を求めず、自己を犠牲にして、広い心で他人を助け、自身の規律にしたがって生きる。「彼はガウチョだ」といえば、最高の敬意をはらっていること。女性は “gaucha” (ガウチャ) と呼ぶ。
また、「野の人」のなかでも、農夫ではなく、牧畜(ほとんどの場合、牛飼い)関係の、馬に乗った人がイメージされる。
いわゆる「男まさり」の、誇り高く、他人も大事にする女性に尊敬をこめて使われる場合もある。そのときは gaucha (ガウチャ) という形になる。
参照 ⇒ Martín Fierro。
gavión (ガビヨーン)
20世紀初めには恋人(男性)という無害なイメージもあったらしいが、「数々の女性をとりこにする男」というドンフワン・タイプの男性を意味して使われることが多い。ただし、女性を食いものにする職業的なヒモのイメージはない。語源はポルトガル語らしく、ブラジルの俗語 gavião (ガヴィアオン=本来の意味は、鳥の「タカ(鷹)」) を移入したという説が正しそうだ。この語は、ブラジルでもっとも愛されているポルトガル語辞典「アウレーリオ Aurélio Buarque de Hollanda (1910 - 89) の辞書」では「数々の恋愛の征服に熱心な人間」と定義されている。
Hoy tenés el mate lleno de infelices ilusiones, | きょう おまえのオツムは かなうはずのない甘い夢でいっぱいだ |
――タンゴ «Mano a mano»(マノ・ア・マノ=五分五分)1923年初録音 作詞:Celedonio Esteban Flores
*カルロス・ガルデール Carlos Gardel 歌。ここをクリック
gayego (ガジェーゴ)
⇒ gallego
germanía (ヘルマニーア)
スペインの犯罪社会の隠語。アルゼンチン=ウルグアイの、本来の意味での「ルンファルド」に相当することばである。
ヘルマニーアには、ヒターノ(スペインのロマ、いわゆるジプシー)の言語「カロー」も採り入れられている。しかし、一般的に、犯罪者のことば・イコール・カローと思い込んでいる人々が多く(今日では、より少なくなったと思うが)、ヒターノへの差別意識のあらわれともいえるので、良くないことである。
参照 ⇒ caló lunfardo
gigoló (ジゴロー)
⇒ yigoló
gil (ヒール)
バカ、まぬけ、なにもわかってない人。同義語 ⇒ otario。
語源はカロー (スペインのロマのことば) の gilí。今日のスペイン俗語では jilipoya という形で使われます。
これは、かなり強い表現なので、スペインでは、うっかり口にしないようにご注意ください。
“Al gil dejalo morir otario” | 「バカは間抜けに死なせてやれよ」(=バカは死んでも治らない) |
――街のフレーズ集 «Porteñerías»(ブエノスアイレスならではのことども)1971年 編著:Julián Centeya - Washington Sánchez
Engrupen tus alhajas en la milonga | おまえのたくさんの宝石は ミロンガ (キャバレー) で 人をたぶらかす、 |
――タンゴ «Che, papusa, oí» (チェ・パプーサ・オイー)1927年 作詞:Enrique Cadícamo
*カルロス・ガルデール Carlos Gardel 歌。ここをクリック
Gobello (ゴベッロ が正しいが ゴベージョ と読む人もいる)
ホセー・ゴベッロ José Gobello さんは、1919年、ブエノスアイレス州 マルティーネス Martínez 生まれの、ルンファルド・タンゴ学者、文筆家、詩人。両親はイタリア移民で、貧しかったため、中学を出たのは成人後だったというから、どんなくらしをしていたことやら……。組合活動とともにペロン党に入り、1951年には同党から国会議員になった。1955年に軍事クーデターでペロン大統領が失脚の後、投獄された。2年間の牢屋ぐらしのなかで、『どろぼうたちとの物語 Historia con los ladrones 』を執筆。その後は政治とは縁を切って、古い時代のブエノスアイレスの人間と文化――ルンファルドやタンゴ――の研究、ジャーナリスト活動に入る。
私的な学術団体《アカデーミア・ポルテーニャ・デル・ルンファルド Academia Porteña del Lunfardo》 の創立以前から、事務局長の役割をつとめ、現在は会長になっている。(アルゼンチン国立・タンゴ・アカデミーの会員でもある)
著書は多いとはいえないが、新聞・雑誌等にたくさんの記事を書いてきた。それらはいずれも、数知れないたくさんの文献・資料と、著者自身の豊富な見聞・体験・調査をもとに、的確な深い洞察力をもって書かれていて、最高の権威をもっている。最近の特に重要な著書は『新ルンファルド辞典 Nuevo Diccionario Lunfardo 』 (1999, Ediciones Corregidor)。
写真出典:elmercurio.digital.com
わたしは1970年代の初めだったと思いますが、ブエノスアイレスのテレビ番組で、ゴベッロさんと顔を合わせたことがあります。
エドムンド・リヴェーロ Edmundo Rivero の歌を聴きにきた有名人のひとり(大笑い)という役で、
ゴベッロさんの隣に座らされていました。彼はなんだかルンファルドについてちょっと話し、わたしは感心して聴いている顔をしていました。
収録の合間にほんのひとこと、ふたこと話しました。わたしの思いこみのせいか、彼は立派なやくざの親分に見えましたね。
人にはやさしく温かく接し、たいへん貫禄がありました。
gotán (ゴターン)
タンゴ。 tango の逆さことば(vesrre)。
grébano (ゲレーバノ)
イタリア移民。同義語:tano。イタリアのジェノヴァ方言で「いなか者、粗野な人間」という意味のことばを転用。
grela (ゲレーラ)
一般的に「女性、おんな」。有名なタンゴの歌詞に出てくるので広く知られていることばだが、実際に使う人は多くない。語源は不明。20世紀初めに生まれたことばだと思われる。
Cuando la suerte, que es grela, | 好運が――そいつは女だ―― |
――タンゴ «Yira . . . yira . . .»(ジーラ・ジーラ)1929年 作詞:Enrique Santos Discépolo
*イグナーシオ・コルシーニ Ignacio Corsini 歌。ここをクリック
gringo (ギリンゴ)
外国人の男。「わからない言語で話す人」というニュアンスを必ずもっている。外国人の女性なら “gringa” (ギリンガ)。発生は19世紀のスペイン、アンダルシーア地方で、おもに英国人のことを指していたらしい。
メキシコでは、おもにアメリカ合衆国の人を指すようです。
アルゼンチン=ウルグアイでは、圧倒的に多数であるイタリア移民を指すことが多かったけれど、
ことば本来の意味は、一般的に「外人」ということです。
スペイン人には使いません。スペインも外国ですが、ことばは同じなので。
grupo (グルーポ)
元来は、19世紀からの犯罪者の専門用語で、うまい話に引っかかってきそうなカモを連れてくる「詐欺師の助手」を表していた。イタリア語 “gruppo” (グルッポ)(ジェノヴァ方言では gruppo グルッポ、シチリア方言 gruppu グルップ )が語源で、これらは「結び目」、つまり詐欺師とカモをつなぐ役目である。
その後、意味が一般化して、「嘘、詐欺」といった意味で、今日まで大変よく使われている。“puro grupo” (プーロ・グルーポ) といえば、「純粋な(真実がまったく混じっていない)嘘、まったくのデタラメ、完全なインチキ」の意味で、この言いまわしもよく使われる。
参照 ⇒ engrupir ⇒ verso。
ふつうのスペイン語では「グループ」のことです。
---No crean lo que dice él. Es puro grupo. | 「彼の言うことを信じないでください。嘘ばっかりです」 |
gualicho (グワリーチョ または ウワリーチョ)
惚れぐすり(媚薬)、他人に害を与えるためのまじない。アルゼンチン南部草原の先住民の テウエールチェ tehuelche 語の「悪霊」 “walleechu (ワッレーチュ) が語源だそうだ。
guapo (グワーポ)
ふつうのスペイン語で「見栄えのする、美しい顔の(人)」という意味。俗語では「勇気ある(人)」もこう呼ぶ。ルンファルドでは、後者の意味から「乱暴者、ならずもの、やくざもの」を指すことばになった。ゴベッロ さんは、イタリアのナポリ方言で、ギャング団員のことを、スペイン語からの転用で “guappo” (グワッポ) と呼ぶので、「スペイン → ナポリ → ルンファルド」という経路も示唆している。ナポリはかつてスペイン王国が支配していたことがある。そしてナポリ移民は、アルゼンチン=ウルグアイへたくさんやって来た。ギャング団員も?
guaraní (グワラニー)
南アメリカ大陸先住民の大きな一族の名前。その言語 グワラニー語 は、今日パラグアイ共和国で、スペイン語と並ぶ公用語であり、アルゼンチン北東部、ウルグアイ北部、ブラジル南部でも(少なくとも建前上は)公用語として認められ、日常的に使われている。グワラニー人の文化は、タンゴにはまったく影響を与えていないが、グアラニー語の単語は、アルゼンチン=ウルグアイの地方語に入り、その延長が少しは都会のことばにもまざって、ルンファルド の仲間になっている。
güey (グウェイ)
buey の、なまった発音。
guita (ギータ)
スペインの俗語が語源で「お金」のこと。19世紀から使われていたことば。一時は、特定して「センターボ(貨幣単位《ペソ》の100分の1)」を指していた。同義語:mango、plata
---No tengo guita, ni para comprar cigarrillos. | 「お金がない。タバコも買えないよ」 |
guitarra criolla (ギターラ・クリオージャ)
土地っ子のギター。ただし、いわゆるクラシック・ギターと、形などまったく同じもの。ジャズやロック、クラシックなど外国の音楽を弾くのではなく、タンゴやフォルクローレを専門に演奏するギターというニュアンス。
参照 ⇒ criollo
guitarrero (ギタレーロ)
ギター弾き。ギタリストという固いイメージがそぐわない場合に使われる。「流しの」とか「音楽教育は受けていない」というニュアンスをもっていることも多い。ギターを弾きながら歌う人もしばしばこう呼ばれる。同義語:violero。参考 ⇒ rasca
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